100109サイエンスアゴラ報告会(大阪開催)
[サイエンスアゴラ報告会(大阪開催) 概要]
日時:
2010年1月9日(土)14:00~18:00(報告会)
場所:
大阪大学豊中キャンパス 実践センター教育教育棟Ⅰ
(旧 共通教育・自然科学棟)
スチューデントコモンズ2階マッチングセミナー室
http://www.cep.osaka-u.ac.jp/uploads/img_studentcommons_intro/studentcommonsmap.png
豊中市待兼山町1-5
内容:
1.参加者のみなさまの自己紹介
2.サイエンスアゴラの様子の報告
3.その他ざっくばらんに意見交換
参加者:
たちばなさん(横串会)
いいじまれおさん(阪大・Scienthrough)
はしもとりょうさん(阪大・Scienthrough)
・・・他、10名程度
[サイエンスアゴラに対する意見]
良かったこと
・ポスター展では、主催者同士で交流していた
・普段横のつながりがない研究者同士、大学、企業、NPOなどの交流もみられた
悪かったこと
・実行委員企画、日本学術会議企画が多くなったが、多すぎないか?
・4日間の割に来場者数が少ないのでは(8000人)
・身内が多く、一般の方(企画者以外)にも身内の集まりと思われているのでは?
・コミュニケーションとプレゼンテーションとは違うのでは?
・ポスター発表は一般の人がきにくい
・一般の人が少ない
・企画が内容ごとに整理されていないのでは?
質問
・サイエンスに関わる活動をする人同士の交流ができているか?
・広く一般の人にサイエンスアゴラを伝えていないのでは?
・企画意図が科学者、研究者目線なのではないのか?
・大阪版のアゴラをやるのか?
・そもそも誰が何のために何をしたいのか?
提案
・広報を高校や高専に対して行ってはどうか?
・東京都などと連携してはどうか?
・大学、民間、企業にヘルプをいれてはどうか?
・事務局が二人では足りないのではないのか?
・今後、有志での情報交換、オフ会等の「場」づくりが必要なのではないか?
根本的な質問
・なぜサイエンスコミュニケーションが必要なのか?
・サイエンスコミュニケーションのゴールは何だ?
・サイエンスが社会や一般の人に何を与えられるのか?
・サイエンスコミュニケーションとは何を目的にしていて、誰に何を伝えるのか?
・そもそも科学に対する国の指針は何か?
・国家戦略としてどうしていくのか?
[感想]
横串会主催のサイエンスアゴラ報告会(大阪開催)の幹事(会場、懇親会)をしてきました。
4時間という時間だったのですが、あっという間に過ぎました。懇親会をあわせると計8時間くらいでしょうか。
議論は白熱しました。みなさんの意見を聞いていて、とても刺激を受けました。
議事録にも書きましたが新たに考え直そうと思ったのは、
・サイエンスコミュニケーションのゴールは何で、そのために誰に何をしていく必要があるのか?
でしょうか。
草の根的に活動することは大事だと思いますし、
活動を通して、活動に関わる人たちの中で「気づき」や「学び」をしていくことは大事だとは思いますが、
ではサイエンスコミュニケーションに携わる人は何をどこまでしていけばいいのでしょうか・・・
何を目指し、どこに向かっているのか。
活動に関わる人たちの中で、コンセンサスをとること、もしくは意見交換をしていくことが求められているような気もします。
話は変わりますが・・・
話し合いの中で、「団体の活動の目的」について、聞かれました。
団体の活動の目的は、
「専門領域にいるあなたとわたしの問題意識を共有し、育てること」
です。
あなたとわたし・・・大学生・大学院生同士、企画の参加者同士
専門領域に進んでいくうちに、様々な問題意識をもつと思います。
(例えば、純粋科学の意義、科学界or産業界の競争システム、科学教育、科学技術政策・・・)
こうした時に、真剣に話し合う場や、真剣に話し合える仲間がいればよいな、と思いました。
当時は自由に発想し、自由に活動するような器がなかったと感じたので、
集中講義のメンバーに働きかけて作ったのが、Scienthroughです。
(その器をつくることができたのは大学のおかげでとても感謝しています)
では私個人の問題意識はというと・・・
1)たこ壺化している社会
・分業化が進み、高度に専門的すぎる社会
・たこ壺に入ると、社会全体が見えなくなる気がする
・社会の中で他の人と共存してことを考えると、社会全体に目を向けていく必要があるのではないか
2)高等教育システム
・体系化された学問を学ぶだけでよいのか
3)社会の中の大学の役割
・大学が地域社会とどう関わっていくべきか
4)基礎研究の意義とは?
・科学は社会に何を還元できるのか
などなど。
個人で思ったそうした問題意識を共有し、意見交換(育てる)していくことができる器がScienthrough。
仲間うちで考えたことを企画を通して、より多くの人と共有し、意見交換していく(育てる)。
問題意識は仲間と話し合うことや企画をすることで広がっていく。
1.自分の研究の社会的な意義とは何かということを考えていた
2.実際に、一般の人に研究を伝えた(2008年5月アウトリーチ活動)
3.一般の人が持つ興味関心の度合いを実感した
4.自身の研究は社会に何を還元できるのだろうか?
5.少し広げて考えて、多額の税金を使わせてもらっている大学の純粋科学は社会に何を還元できるのだろうか?
6.大学は地域社会に還元していく必要があるのではないか?
7.研究者たちは自分たちの研究の社会的な意義を考えていくべきなのではないか?
8.科学界が科学の意義や重要性を考えていくべきなのではないか?
2年前のCSCDの授業をきっかけに、社会の中で科学に携わっていくものとして、
科学と社会の問題について目を向けていく必要性を強く感じました。
社会の中に科学界が存在している以上、科学界の中の研究者は研究のことばかりを考えているだけではいけないな、と。
社会に目を向けてみると、科学が関連したことだけでも様々な問題があることがわかります。
Scienthroughのメンバーの言葉を借りますが、
現代科学で生じている科学技術の問題は多様化し、倫理的問題といった自然科学の領域を超えた問題が生じています。
そうしたときに多様化する科学技術の問題には自然科学だけでなく、人文・社会科学が協働することが求められているでしょう。
様々な視点(様々な学問分野、様々な立場)から物事をとらえる素養が必要になってくるでしょう。
「あなたとわたしの問題意識を共有し、育てる」活動。
2010年もしていければと思っています。
最後に、サイエンスアゴラ報告会の関係者のみなさま、お疲れ様でした。
- Comments: 0
- Trackbacks: 0
Comments:0
Trackbacks:0
- Trackback URL for this entry
- http://scienthrough.qee.jp/2009/2010/01/100109%e3%82%b5%e3%82%a4%e3%82%a8%e3%83%b3%e3%82%b9%e3%82%a2%e3%82%b4%e3%83%a9%e5%a0%b1%e5%91%8a%e4%bc%9a%ef%bc%88%e5%a4%a7%e9%98%aa%e9%96%8b%e5%82%ac%ef%bc%89/trackback/
- Listed below are links to weblogs that reference
- 100109サイエンスアゴラ報告会(大阪開催) from Scienthrough サイエンスルー



